『proef』 MANMI SAITOブログが面白い
最近、日本の才能ある若手デザイナーに知り合う機会が多いのですが、その中の一人、
『proef』のMANMI SAITOブログが面白いので、紹介します。
http://proefdesigns.blogspot.com/
以下引用
オランダに来て、一年目にしたことは、自分が素敵だと思うことを実現すること。
二年目に、それがなぜ美しいのか、どんな価値があるのか、自分にとって美しいとは何なのか、を掘り起こす。そのコンセプトを明確にして、コンテクストを作る。
コンセプト、コンテクスト、とは、日本語で言ったら概念、文脈なのだけど、日本語で言うそれとはどうも違う。
デザインとはコミュニケーションで、新しいランゲージを持つこと。このデザインにはランゲージがある。このデザインにはランゲージがない。
でも、デザインって何?コミュニケーションって伝わる、伝える、ランゲージって、言語?でもそれとはまた違うような気がする。
その中でオランダらしい。と言えるデザイナー、新しい美しいの言語を表現してるデザイナーが、maarten baasだと思う。
私たちは自然を見て美しいと思う、でも自然にあるものは、まっすぐな直線や、まったく傷がない完璧な形なんて存在しなくて、その歪さや不完全さに魅力があるけれど、私たちの生活の大量生産商品は、傷ひとつないまっすぐで滑らかな表面なものであふれていて、私たちはそれを完璧なもの、と理解している。
バース自身の言葉
「’美しさ’や’醜さ’というものに興味がある。私たちの美しいという感覚そのものが、それほど純粋なものではもはやない気がする。私のデザインは、それらの見方を一度リセットすることにある」
有名なsmokeシリーズは、19世紀のマスターピースともよべるような世界中のデザイナーが作ったいすを、燃やした家具
中略
かれの作品のコンセプトは、人々に美の概念について認識させる。
「どうして美しい棚は完璧なまっすぐな直線で出来ていて、木の装飾がなされているのか?
現代のデザインには、実験的だったり、表現するエネルギーのようなものが、アートや音楽、ファッションに比べかけている。」
現在プロダクトデザインのメインストリームにあるものたちは、可能であろう実験に対する挑戦をせずに、いままでのよいデザインとされているものの編集に過ぎない。だから、もし誰かが何か新しいことを試して、それが一般的に醜かったとしても、そのほうが面白いと感じる。」
以上、引用終わり
http://proefdesigns.blogspot.com/search/label/DESIGN
管理人は、昔からダッチデザインが好きで、オランダも良く行くのですが、やっぱり、ダッチデザインって色々な意味で面白いんですよね〜
デザイン自体が、アートの範疇に含まれているのだと思います。
どうも、それが日本というか、オランダ以外の国では、今ひとつ理解されてないような気がします。
特に、ダッチファッションの世界が。。
まあ、オランダ国内にハイファッションのマーケットが無いですからね。。
ファッションの世界でも、もっとなんとかしたいですね。
ということで、ダッチファッション(デザイン)の文脈をインターナショナルな言語で語るMANAMI SAITOの今後に注目しましょう!
proefデザインストッキングの写真はこちらにあります
http://proefdesigns.blogspot.com/search/label/PROEF
なお、contemporary creation+ では、通常販売の柄は、全て入荷しました。
ただしピンクは発売してませんので念のため。
ブルー&ブラックです。
よろしくお願いします。
contemporary creation+
武蔵野市吉祥寺本町2-31-2-101
0422-208101
by guild-01 | 2011-10-15 18:17 | proef