安い服を買って節約出来るお金はどれくらいか?

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写真は、NARUMI TAKIZAWAの素晴らしいジャケット



本日は、服を節約すると、家計は、どれくらい助かるのか?計算してみましょう。


まず、2万円で買っていたカッコイイパンツを2000円の格安パンツに変更した場合です。

2万円のカッコイイパンツ5年着ると、1年あたり、4000円。月々340円です。

これを2000円のパンツに変更します。
5年は使えないと思いますので、2着買いましょう。2着で4000円。

これは、1年あたり800円、月々68円です。
安いですね〜

でも、ちょっと待ってください。

節約出来たのはいくらですか?
一ヶ月=340-68=272円です。


実は、2万円のパンツを2000円のパンツにしても、月々、272円しか節約出来なかったのです。

これは、ひと月に、スターバックスで飲む1杯のコーヒーを止めて、家でコーヒー飲む程度の節約でしかなかったのです。


では、もっと大物で見てみましょうか。
10年間使える10万円のコート、あるいは、5年使える5万円のコート。

これは、共に一年あたり1万円で、月々840円です。
(実は、10年で10万円と、5年で5万円は、月々に直すと値段が一緒だということに気付きます。ちなみにケータイ電話は、買う時に0円とかいって騙されますが、なんだかんだ月々6000円くらい払わされて、気がつくと年間7〜8万円くらい払わされているわけです。10年で80万 余談)


では、これを5000円のコートに変えてみましょう。

5年間で5000円のコート2着。1万円です。
5年で1万円は、1年で2000円。月々、167円です。

840-167= 673円

これも、月々673円の節約でしかありません。
これも実は、ひと月に1回、800円のランチ止めて、弁当持っていく程度の節約に過ぎなかったのです。


そして、注目していただきたいのは、スターバックスで飲む1杯のコーヒーを止めて家でコーヒー飲むのも、800円のランチ一回止めて弁当持っていくのも、自分が得る利益は変わらないという事なんですね。

ということで、全く質を変える事なく出来た(というか、800円のランチやスタバのコーヒーより美味しいもの作ることは充分可能なので、質を上げることさえ可能)範囲での節約でしかなかったという事が分るかと思います。


一方、10万円の補助を受けて200万のエコカー買うと、トータル250万円はかかるわけです。
しかも、駐車場代、高速代、エネルギー代、保険、税金その他もろもろで、5年間で総額400万くらいかかりますね。

1年間で80万円。1ヶ月あたり66,700円です。
月々、272円節約したり、673円節約しても、どうにかなる金額では無いことがお分かりいただけるかと思います。

大体、272円とか673円とか節約しても1時間か2時間の駐車場代でパーです。
全然節約になってません。




話が逸れましたが、2万円のパンツ買うの止めて2000円のパンツにする。あるいは、5万円、10万円のコート止めて5000円のコートにする。

これがどういう事かというと、国内や他の先進国で生産することが完全に不可能になるという事なんです。



先日、生産現場の方に聞いた日本の某巨大企業ユニク□の話なのですが

ユニク□は岡山の工場にシャツの縫製を依頼していたそうです。
それまで、その工場は1着あたり3000円の工賃でシャツを製作していました。

それを10万着頼むので、工賃を800円にしてほしいと工場は頼まれたそうです。

無茶苦茶な依頼です。

シャツを製作したことがある人なら理解出来ると思いますが、シャツというのは行程が多く、縫うのがとても大変です。800円の工賃でシャツ作るなんてあり得ません。


でも、10万着の数があれば、1枚あたりの利益が限りなく少なくて労働も大変だけれど、お金にはなる。
800円×10万着で、80億円

迷った結果、その依頼を受けたそうです。
そして、多額の設備投資と人材を使って生産を始めました。

それでどうなったのか??

ユニク□は、その工場に頼んでいる間に、中国に工場を建設していたのです。

理由は、その方が安いから。

そして、そのオーダーの後に中国で生産を始めました。

岡山の工場はどうなったのか?
当然倒産ですよ。倒産。

これが、現実に起きたことだと、その方はおっしゃっていました。


今、500円のジーンズみたいなものが出回っていますが、どう考えても工賃は20円とか、それくらいなんですよね。


みなさん、大量生産って機械で自動的に大量に作るというイメージがあると思いますが、服って、大量生産であってもほとんどの作業を手作業で作っているのです。


一度、ジーンズを綿育てるところからやってみると良いと思います。
綿を育てて、綿花を摘み取り、糸にして、染色して、それを織って生地にし、さらに、パターンを作って裁断し、付属品と共に縫い合わせる。


どれだけの時間と手間ひまがかかると思いますか??


牛丼みたいな値段で売られているのは、実は不可解この上ないことなのです。



今、日本国内で生産されている衣料は、わずか8%だそうです。

衣食住というもっとも生活の根本をなすもっとも基本的なものが、わずか8%です。


私達は、考え直さないとならないと思います。


当店で、日本生産の商品は、約30% イタリアを始めとした欧州生産のものが、だいたい40%くらいです。

なので、それなりに値段がします。
同じレヴェルの商品を扱う普通のお店よりは、全般的にかなり安いと思いますが。

激安ではありませんが、当店では、常に価値というものを考えながら、プライスを付けています。


セール中、70%引きの商品も10%しか割り引かない商品もありますが、それは、価値を考えているから。


価値というのは、様々な意味を持ちます。

ものそれ自体の価値もありますが

これ着ていると気持ち良いとか。
これ着ていると気分が上がるとか
これ着ているとやる気が出るとか

これ見ていると気分が良いとか。

様々です。


ちなみに、筆者が自分の衣服にかけている金額は、過去20年を平均すると、月々8000円くらい(当店の販売価格ベースで)です。

服って、ある時、まとめて壊れだしたりしますし、集め始める時もお金がかかるので、たまにすごくお金のかかる時がありますが、平均すると、それくらいだと思います。


洋服好き憧れのスーパーブランドの服もありますし、素晴らしくてお買い得なファクトリーものもあります。
あまり知られていない中堅デザイナーの服とか、自分で作った服。
ハンドメイドの靴とか。
様々着ています。

20年くらい着ているものもありますし、3年しか保たないものもあります。
でも、かなり満足しています。


全然可能なんですよ、本当は。


でね、月々8000円というと、チェーンの居酒屋で2回飲む程度のことなんです。

チェーンの居酒屋で2回飲むという行為は、タイあたりで加工された食べ物を暖めたものを食べ、外国人労働者に安い給料払い、社長や投資家だけが儲かって国会議員になり、TPPを推進するのに貢献するくらいのことでしょう。


そういうことを止めて、家で美味しいものを作って食べ、飲み、楽しい時間を過ごせば、その分を節約出来るどころか、もっと豊かな生活が送れるわけです。


そして、カッコイイ、素晴らしいものも身につけることが出来るわけです。

当ブログは、そういうライフスタイルを提案しています



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by guild-01 | 2015-01-10 21:50 | FASHIONの本質 | Comments(0)