店内の改装をやりながら思ったこと。その1


店内の改装をやりながら思ったこと。その1


そもそも、なぜ店内を改装しようと思ったのか?というと、危機感からです。


その危機感の一つは『日本で服作れなくなるかもしれないという危機感』です。


現在、日本製の服と関連雑貨は、日本で販売されているうちの、わずか2.8%に過ぎません。


2.8%というと、偏差値で言うと『偏差値69』なんですね。


偏差値69以上じゃないと、日本製の服を作れない。

売れない

これが現状です。



日本で服を作りたいと思っているデザイナーって、実はかなり多く居ます。


でも、現実的に、工場は閉鎖されていってしまっており、後継者はなかなか居なくて、作りたいと思っても、現実的に難しくなっているケースも多くなっています。

工場の奪い合いみたいなのが起きている。



筆者は、もちろん、日本の服作りにずっと関与してきましたから、続けたいと思っているわけですが、同時に、ものすごい危機感も持っており、最悪、ほとんどの工場が閉鎖されたとしても続けていけるように、オーダードレスみたいな分野だったら消えることは無いはずということで、数年前からオーダードレスを作るということをデザイナーと続けてきました。

オーダードレスならば、デザイナーとパタンナーと縫製の方が居れば成立します。

工場が無くなっても成立するのです。


それくらいの危機感を持って取り組んできました。



というわけで、オーダーと既製服の両建てでお店をやっていこうと。

それに対応した店作りが必要ということがあります。



もう一つは、日本製の服が2.8%(偏差値69)ということは、お店の空間もそれなりにならないと無理なんじゃないかという危機感からです。



筆者は、お客様がリラックス出来る空間というのが、まず大事と考えていまして、小さい店でやたら高級な内装のブティックにしちゃうと、お客さんが入りにくいだろうなということで、極力、あまり高級な内装・お洒落過ぎる内装にしてこなかったのです。


気軽に入りやすい内装で、良い服が無造作に置いてあるみたいな、そういう店作りを目指してきました。


偏差値60くらいで良いじゃんという考え方だったわけです。



でもね、2.8%だと、そうも言ってられないなと。


小さい店でも入りやすい空間、リラックス出来る空間でありながら、魅せる空間、ワクワ

クドキドキ出来る空間にしなくてはならないという、大変難しい宿題です。



しかも、筆者は、スタイリングの仕事もしており、お客様の体型やシチュエーションに合わせて沢山の服の在庫を持っていて、それらを同時に並べると、ゴチャゴチャして綺麗に見えないという問題があります。


インテリアの基本として、色数を増やし過ぎないということがあります。


だからと言って、あまり服の数を減らすと、様々なTPOや体型の人に合わせられなくなります。


相当矛盾した問題を抱えているのです。



というわけで、知恵熱出そうなくらい大変な宿題ですが、そのための様々な解決方法などは、また掲載いたします。




[PR]

by guild-01 | 2017-03-16 22:22 | Comments(0)