お洒落のコツ 年齢を重ねると似合うようになる服って何でしょう?
服は、ある年齢を過ぎると似合うものが変わってきます。
年齢を重ねると似合うようになる服って何でしょう?
筆者は、『毛並みの良い服』と『素材の力を感じさせる服』だと思っています。
まず『毛並みの良い服』ですが、これは、ウールとかシルクとかカシミヤなどの綺麗目な服のことです。
野生動物の事を考えてみると分かるのですが、歳を取った動物や病気な動物から順番に捕食者に襲われるようになりますよね。
これ、捕食者は見た目で判断しています。
毛並みが良くないものは、襲いやすい動物と判断しているわけです。
捕食者に襲われたら死にますから、殺されないように、なるだけ毛並みを整えておきたい本能が動物にはあるのでしょう。
つまり、動物の本能として、毛並みが良く無い動物であることを避けようとしているのです。
人間の場合、服は着せ替え可能なので、毛並み良く見せるのは、そんなに難しいことではありません。
毛並みの良い服を着れば良いわけですから^ ^
毛並みの綺麗な服を着る。そして背筋を伸ばしてピンと立つ。
これが、本能的に良いなと感じるお洒落の秘訣です。
帽子というのも、同じ理由で、年齢を重ねた人が似合うアイテムの一つです。
そして、年齢を重ねると、クラシックな服も、モダンな服も嫌みなく着れるようになります。
もう一つ、『素材の力を感じさせる服』ですが、これはレザーや麻、ウールやコットンを風合い良く、味わいのある深みで魅せる服のことです。
丁寧にタンニンなめしされた皮や、後染めで渋い風合いになった麻やコットン。
ローゲージの風合いあるニット。
シワや色むらがあるのに美しい、力強い、深みを感じる。そんな服達のことです。
歳を取ってくると、どうしても肌の色がくすんできたり、しみが出来たり、シワが出来たりします。
それらを多くの人はマイナス要素だと思っていると思いますが、これら『素材の力を感じさせる服』のシワや色むらは、マイナスというよりも、むしろプラス要素なのです。
そういうものがあるからこそ格好良いわけです。
そういう格好良いものを着ると、自分の肌の色のくすみやシワが、むしろプラスに働くことを実感すると思います。
ありのままの自分を受け入れた上で、その年齢や経験の積み重ねを深みに変える、プラスに変えることが出来るのです。
年齢を重ねたからこそ出来る、深みのあるお洒落がそこにはあるのです。
筆者は、ある一定の年齢を重ねた方がお洒落の奥が深まると言っているのは、こういうことでもあります。
何色が似合うということも、もちろんありますが、どういう風合いのものを着ると似合うのか?というのが、実はポイントになるのです。
もう一つ、白髪になってくると、様々な色が似合うようになってきます。
明るい色も、嫌みなく着れるようになってくるのです。
筆者は、80歳くらいの方で、ピンクのシルクワンピースを着た人を見たことがあるのですが、後光が差すほど美しかったのを今でも記憶しています。
むしろ、明るい色は、年取ってからの方が似合うのです。
覚えておいて損は無いと思います。
是非様々チャレンジしてみてください。
by guild-01 | 2017-10-10 19:25 | スタイリング