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年代別ファッション(お洒落)考察

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年代別ファッション(お洒落)考察




10代は、よく分かっていないから、とりあえず様々試してみるべき時代

ファッションセンス無いのを恐れていてはいけない。



20代は、何を着ていても、それなりに許せてしまう時代。

様々試してみるべき時代です。まだ自分というものが確立していないので、様々な自分になれることを知ることが出来ます。



30代は、一番いろいろな服が似合う時期。着こなせる時期です。

いろいろ挑戦してみてください。それが後々の糧になっていきます。



40代になると、様々選択が必要になってきます。服を吟味していく時代です。

似合わないものが明確に似合わなくなっていくのが、この時期。

逆に、今まで似合わなかったものが似合うようになっていくのもこの時期。



50代になると、服によって、落ちてしまう人と落ちない人の差が、より明確になってきます。

あきらめない人は、より大人の魅力を身につけていきます。

あきらめると、ただのおじさん・おばさんになりやすいのもこの時期。



60代は、もう一度服を見つめ直し、自分を見つめ直して様々取捨選択する時代だと思います。

自分に合った、経験の重みを服によって表現することが出来るようになってくると思います。



70代では、過去の積み重ねをきちんとやってきた人は、もっともお洒落な人になります。

筆者が今までに見たお洒落な人で、本当にスゴイなと思ったのは、70代が一番多いです。



80代~は、老いとの闘いもありますが、まだまだ現役ですよ^ ^



お洒落楽しんでみてください。







contemporary creation+
180-0004 武蔵野市吉祥寺本町2-31-2#101
Tel/Fax:0422-20-8101
open=12:30~21:00 月+金=休 (祝日の場合は営業)


ファッション関係はこちらから

デザイン画を描くところからスタートするオーダーメイドのウェディングドレスは、こちらから


by guild-01 | 2017-09-27 17:51 | スタイリング

ファッションの本質を探るワークショップ その5 東西の交流で発達する衣服やデザイン、そして文化



写真は元JIL SANDER のデザイナー uemulo munenoli ブラウス『Linea 』
日本のデザイナーも、こういう表現をする時代が来たのかと感慨深い一枚です。



ファッションの本質を探るワークショップ その4 自分の中の何かが変化するような服
http://guild3.exblog.jp/21219166/
のつづき

ccplus
「着出すときりがないんだけど...笑 これはRICK OWENSのロングカーディガンなのですが、これは上半身と下半身の素材が違うんですよ。で、下半身が身体にまとわりつくような素材で作ってあるんですね。だから、歩くと下の部分だけが身体に張り付いてセクシーな印象になります。もう計算されつくした素材と構造です。パリコレの一流デザイナーの服っていうのはやっぱりスゴいんです。」



竹田
「ほんとですね!」

注 RICK OWENS(リックオーウェンス)
パリコレには珍しいカリフォルニア産まれの異色デザイナー。ストリートと
ラグジュアリーの境界を走る人気デザイナー。かのヴィオネやグレといったバイアスカットの魔術師達に影響を受けた彼のカッティングは美しい。




ccplus
「これはSTEPHAN SCHNEIDER のワンピースです。和服にインスパイアされた服ですね。」

注 STEPHAN SCHNEIDER (ステファンシュナイダー)アントワープ王立アカデミー出身。ひねった解決法で作ったリアルな服で人気のデザイナー。プリントもカッティングも独特かつ、とても美しい。



(竹田ワンピースを着る)



竹田
「ほんとだ!和服っぽいですね。でも可愛いです。不思議な作りですね。」


ccplus
「パッと見ただけでは全然分らないんです 笑 着ると、いろんなところがスゴいことになっている。笑」



竹田
「私、なんて言うか、こういうデザイナーズブランドの服を着ると、もっと、いかにもファッションっぽい感じになってしまうのかと思っていたんですけど、なんだか全然違いますね。」


ccplus
「でしょ!?ここに置いてあるのはベルギーのデザイナーのものも多いんですけど、ベルギーってほとんど流行とか無いんですよ。ずっと似たようなシックな服か、もしくは変わった服なんですね。ショップとかも同じお客さんに向けて、その人の趣味とか体型にあったずっと同じような感じの服を売っていくっていうことが多いんです。そこは、モードの中心地パリから2時間くらいの位置関係というのも関係しているかもしれません。ほどよく流行から離れているんです。だからいかにもファッション的な嫌らしさが少ないと思います。
それに案外、和服っぽいでしょう!?」



竹田
「ほんとですね、なんかしっくりきます。」



ccplus
「ベルギーのデザイナーは、コムデギャルソンとか日本のブランドの影響を受けたっていうこともあるのですが、そもそも、アントワープっていう都市は、16世紀に東洋との貿易で栄えた都市なんですね。日本とか中国とか朝鮮の生地とか陶器、磁器や家具などを輸入して、アントワープからヨーロッパ各地に商品を輸出していた中心地なんです。だから、街中に東洋のアンティークを売る店がいっぱいあったりするのです。

ほとんど誰も指摘していませんが、北部ネーデルランド出身の世界的な画家、レンブラントとフェルメールは、それぞれ東洋の陶器や磁器の影響を受けて、自身の画風を完成させたのだと思います。
テクスチャーがそっくりですもん。
千利休とレンブラントの関係なんて調べたら、きっと思いもかけない面白いものが見つかると思いますよ。
現在、アントワープのデザイナーとかは、レンブラントやフェルメールに近いことをやっているのかもしれません。

それと同時に、現在日本では、千利休や俵屋宗達みたいなことをやっている人達が居るということなのかもしれません。」

後注
その後、アントワープでは、日本人のデザイナーが、DRIES VAN NOTEN , ANN DEMEUL MEESTER , HAIDER ACKERMANNなど多くのメゾンでデザイナーとして働くことになった。

そして、欧州のメゾンで活躍したデザイナー達が、日本に帰国し、自分自身のレーベルを立ち上げる機会も増えている。

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写真は、メゾン マルタンマルジェラ出身のデザイナー、小野智海氏による『名前の無いブランド』のコートです。
68,250yen(65,000)


(竹田 試着を終えて出てくる。)


竹田
「ありがとうございました。服ってほんと面白いですね、今まで気付きませんでした。」


ccplus
「そうですね、服っていうのは奥深くって面白いのでやめられない。だから今に至ってる感じです。」


後記

私たちが、普通に『東洋』だと思ったり『西洋』だと思ったりしているものって、実は、必ずしも、そうでもないのですね。

ずっと昔から相互に影響を与えている。


筆者が、それを一番感じたのは、ポルトガルに行った時に、首都のリスボンで、ポルトガル人が道ばたで『七輪でいわしを焼いている』のを見た時です。

この経験は、かなり衝撃的で、筆者の世界観を変えたといって良いと思います。

ポルトガル人は、日本に鉄砲をもたらし、結果的に戦国時代を生んだわけですが、日本人がポルトガル人に与えたものは、『七輪でいわしを焼く』ということだった。


おそらく、ポルトガルの人にとって、『七輪でいわしを焼く』というのは、現在では、ごく普通のことになっていると思います。

それは、
ポルトガルで、普通にイワシが取れる。
七輪でイワシを焼くと美味しいとポルトガル人が気付いた。
七輪の炭を生産し続けても、森林が枯渇しない気候だった。

という三拍子がそろっていたから、これがポルトガルの『文化』になったということです。


これが、乾燥していて、森林が少なく、なおかつ魚の穫れない隣のスペイン内陸部だったとしたら、全く定着することは無かったでしょう。


皮肉なことに、近代化によって『七輪でいわしを焼く』という行為は、私たちにとっては『非日常』になってしまいまいたが。。

その一方、日本に戦国時代をもたらした『鉄砲』を銃刀法によって葬り去ったのもまた、日本人の知恵だったと思います。


やはり、人を幸せにするような文化交流をしていきたいですよね。


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写真は当ブログ管理人も開発に携わった日本のブランド『gare』の袖まくりブラウス。
メンズの大きいシャツを縮めてレディースの半袖ブラウスにした1点ものから、パターンを起こし直したもの。
後にアントワープのデザインデュオ A.F.VANNDEVORSTが真似して作ってます。
27,300yen(26,000)




日本と欧州は、梅雨から夏にかけては別として、春・秋・冬の気温は、良く似ています。

植物の植生も、概ね落葉樹林帯なのは、西日本の一部や東日本も同じです。

着る衣服の質が似ていくのは、ごく当然のことだと思います。

(夏は、独自の視点が必要だと思いますが。。)


なので、欧州の衣服文化が、日本に影響を与え、日本の衣服文化が欧州に影響を与えていくのは、ごくごく自然なことでしょう。



筆者は、似たような気候と物価と文明を持つ欧州では、なぜ現地の素材で作った家や暮らしのシステムが今なお存続していて、日本では、それらがどんどん失われていったのか?

なんで、わけの分からないチープな新建材の家やプレハブやモルタルの家が、どんどん作られていったのか?ずっと考えてきたのですが、それは、また次回へ

by guild-01 | 2013-10-22 16:49 | FASHIONの本質

ファッションの本質を探るワークショップ その2『ウールの話・ニットの話』

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写真は、カシミヤ、シルク、アルパカ、ウール、オーガニックコットン、レザーなど様々な素材の組み合わせによるウインドーディスプレー


ファッションの本質を探るワークショップ その2『ウールの話・ニットの話』

ファッションの本質を探るワークショップ その1 ファッションとは何か?
http://guild3.exblog.jp/21194906/

のつづき



では、ニットについて説明しましょう。
このニットを見てください。
これは僕が実際に8年間着ていたもので、こちらが16年着ていたものです。で、こちらが新品。16年のはともかくとして、8年のものはほら、全然見分けがつかないでしょ。」



竹田
「ええ!!16年のでも新品みたいですよ、スゴいですね、これ。私欲しいかも!」


ccplus
「残念ながらメンズしか無いのですが、ほんとにヘビーローテーションで着てたから、述べ日数で500日とか1000日とか着てたものですよ。
これがイギリスのほんとにスゴい丈夫なニットなんですね。

(後注 もっとも、固くて着心地がそれなりなので、最近は出番が減ってますが。。)


イギリス人は伝統的にこういった毛織物製品を一生使うということがあって、下手すると孫の世代までなんて話もあるんですね。
それは毛が貴重だからということもあると思うんですけど、イギリスは羊の生産地なので、羊がいかに環境を破壊するか?知っているということもあるんじゃないかと思います。
というのも、羊は草の芽を全部食べてしまうので、牧草地にしたところは森にならないんですよ。
湿度が高くて恵まれた環境なのに森が少なくて草原ばかりという環境は、羊を飼うという行為がもたらした人為的な環境なんですね。
ヨーロッパに森林が少ないのは、産業革命が起きるのが早かったせいもありますが、羊を飼うという中央アジアの遊牧民の習慣みたいなのが導入された影響も大きいのではないかと思います。

言い換えれば、キリスト教でいう『原罪』みたいなものが羊によって、もたらされたということかもしれません。


一方で、日本は家畜を飼う習慣が無かったので森林が多く残されたということがあると思います。
大体ヨーロッパの30%は森林で、日本の場合は70%が森林になっているはずです。

日本の生地は伝統的に絹と木綿と麻が基本ですよね。
だから毛織物文化みたいなのが育たなかった。
それが、明治維新で英国の支援を受けた勢力が政権奪取しちゃったので、なんとなく文明開化とか言って、イギリス式の洋服が国策として奨励されるようになったし、第二次大戦後はアメリカの実質的な支配下になってしまったので、アメリカ式の服とかを着るようになってしまったけれど、そもそもそういったものは、全て後付けなんですね。


だから、そういう背景無しに、日本人が毛織物を表面的なファッションとして安直に消費していくことにすごく抵抗があるんですね。
日本では羊を飼っていないから環境が保たれていて、それを享受しているのだけれども、同時に他国の環境を破壊していることに無自覚なのですから。
最悪でしょ!?

(後注 何を隠そう、当ブログ管理人は、ウール大好き人間です。カシミヤ触っているだけで幸せ^ ^)


元々日本を含めたアジア圏というのは、竹や麻の文化みたいなのがあったと思うんです。それらは草なので、直ぐ生えてきて使えますよね。
そして、刈るとまた生えてくる。その繰り返しです。
だから使い捨て文化みたいなものが誕生したのだと思うのです。
もちろん作るの大変だから長く使おうということはあったのかもしれませんが、現在のように生産が世界規模になって世界中の様々な素材を利用した状況で、その使い捨て文化だけを受け継いでいくっていくことは、どうなんだろう?と思います。」


竹田
「そうですね、そんなこと考えたことも無かったです。単純に大量生産大量消費が悪いっていうことは頭にあって、そういうものは買わないようにしようとかは思ってたんですけど。。
でも女の人って基本的に毎年服を買い替えたりするじゃないですか?」



ccplus
「まだ着れるのにデザインが古くなってしまうから、使えるものをしまって新しいものを買ったりしてますよね。それはアパレルの側に立つと嬉しいことなんですが(笑)
でも、どうせ短期間しか着ないのならば、安くてそこそこの品質で、デザインが今風ならいいみたいな流れが出来てしまっていると思うんですね。
そうなると、結局質自体も落ちるし、デザインのレヴェルも落ちてしまう。短期間で答えを出さなければならないからです。そうすると、結局のところ、それほどたいしたものをみんな着ていないという状況に結局なっていってしまってるような気はします。

(後注 自分が着たいものを着たいだけ、着れるのが、まともな世の中だと思います。
ただし、服にはバランスというものがあるので、バランスのために、一時的にタンスの肥やしになることはあり得ます。良い服だからといって、それ単体で良い装いにはならないところが、ファッションの難しさであり、面白みでしょう)



日本は世界的に見ると、平均的にはものすごくファッショナブルだと思うんですね。でも、ハッと振り返りたくなるような素敵で魅力的な人を見かけることは少ない。
フランスやベルギーの平均的なファッションセンスは、それほどでもないですが、振り返りたくなるような人は結構居ます。それも大人の女性に多いんですね、それが大きな違いかもしれません。

ただ、まあ最近は大手のチェーン店が、日本と同じように流行を仕掛けているので、段々日本に近くなってきた部分はあるかもしれませんけれど。。」



ccplus
「ウールというのは、それを飼う段階で必然的に環境の激変を伴うんですね、それはしょうがないと思います。

環境を激変させた一方で、羊やヤギを家畜とした生活は、それまで住むことが出来なかった荒れ地での生活を可能にし、素晴らしい乳製品や毛織物の文化を生み出したわけですから。


どんな生物でも、環境を変えながら生きています。
その生態系が保たれているなら、それはそれで良いのではないかと思えます。


オーガニックコットンは地球に優しいみたいなことを思っている人は多いかもしれないけれども、農薬とかそれだけの問題でもないんですね。

(後注 モンサント社に代表される、農薬と遺伝子組み換えの種という重大な問題もある)


コットンの問題は、やはり人為的な問題が大きいと思います。
コットン生産で一番問題なのは、これはソ連で起きたことなんですが、社会主義=共産主義の勝利のための計画農業とか言って、カスピ海の水を灌漑用に使って用水路を作り、一帯で大々的に綿花の栽培を始めたのです。


乾燥地帯というのは、日照が多いので、水さえあればいくらでも作物が栽培出来るのです。
だから、最初のうちは大量の綿花が採れました。それがソ連の勝利と盛んに宣伝されたわけですが、やがてあたり一帯に異変が起きていくのです。


まず、周囲の村の井戸が涸れ、やがてカスピ海の水位がどんどん下がっていきました。そして、綿花を栽培していた場所には、塩が浮き出てきて、栽培が出来なくなっていきました。塩害です。
塩害は、水位の下がったカスピ海でも起りました。
周囲全てで、もはや、いかなる作物の栽培も出来なくなり、村がゴースト化していったのです。


これは、ソ連という共産主義の体質が生んだ悲劇ということでもないようです。なぜなら現在、インドでも同じようなことが起りつつあるようですから。

(後注 生態系を無視して効率を求め過ぎることに、悲劇の本質があると思われる)




ただ、環境環境ということばかりを言いたいわけでもないのです。
人間が幸せにならなくては、何のために生きているのか分らない。

(後注 たとえば、無理してボロボロのもの着たり、カッコワルいもの着たりして、人から嫌われたりしたら、人生意味不明なものになってしまうだろう。)




イギリスのウールを見たところで、次はイタリアのウールを見てみましょう。
これですね。

イタリアのエキストラファインメリノのニットを見せる。

竹田
「柔らかくて気持ちいいですね。」



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さっきのイギリスの丈夫なニットは、固くて痛いですけど、こういったニットは柔らかくて着やすいんですよ。これがイタリア糸のニットです。おそらくイタリアはウールの生産地というよりは、加工地なんですね。だから糸の加工が進んだのではないでしょうか?色とか艶とか柔らかさとかですね、そういう面でイタリアのニットはスゴいんですよ。
食べ物で言えば、イギリスのニットは素材を活かす和食に近いもので、イタリアのニットは作り込んだフランス料理みたいなものですね。



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写真は、イタリアのカシミヤブランドの100%カシミヤのニット。
着心地が異次元です。


他にもウールの産地(加工地)で、全然ニットの表情が違いますよ。


これが、アイルランドのウールです。ぬめっとした光沢があって柔らかく、しかも丈夫な良いニットです。品種もあると思いますが、雨が多いという気候的なものも大きいと思います。



こちらがスコットランドのウールです。アイルランドのと似てますけど、もっとしっかりした(がっちりとした)感じがするのではないか?と思います。その分ちょっと固めですけど。。
もっともこの辺は、品種の違いや加工の違いもあるので一概には言えないですけれども。。




こちらはタスマニアウールと呼ばれているものです。
南半球のニットですね。これもぬめっとした光沢があり、大変肌触りがいいと思います。



これはデンマーク製の手編みのニットです。素材はニュージーランド産らしいです。色が独特ですよね。北欧らしい色使いです。この辺は、緯度と太陽の光の屈折率の関係や環境がありますよね。
北欧だとこういう色が映えるんですね。
(後注 武蔵野は、植生がデンマークに近い=落葉樹を利用し生活してきた雑木林なため、比較的デンマークのような北欧のものが良く合うようだ。吉祥寺で北欧系が人気あるのは、その辺りが大きく作用していると思う。)



写真は、デンマークのデザイナー、Helga Isagerによるハンドニットのブランド、『amimono』のカーディガン。キッドモヘア、アルパカ、メリノウールなどを使用しています。
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ニュージーランド産のメリノウールを使っているデザイナーも、とても多いです。
きめが細やかで肌触りがとてもよいと思います。



似たようなウールを使っていても、ドイツ製とフランス製とイタリア製では、多くの場合まるっきり表情が違うのも分るかと思います。
染色方法とか、加工法が違うんです。


ベルギーのウール生地は、伝統的にとてもしっかりしていてシックだし、フランスは華やかだし、ドイツは地味で丈夫、イギリスのもしっかりと丈夫なものが多く、イタリアのウールには色気があるのが多いです。



地中海と大陸内部では光の加減が全く違いますから。



日本は化学繊維の生地がとても発達しているのですが、ウールに関しては、クレームがつかないような品質を重視している感がありますね。色気は少ないです(笑)


日本は特に、工業製品としての生地や服としての捉え方が強いので、量産品を作るのは向いてますが、風合いとかを欧州の一流メゾンのように追い求めるのは、極めて難しい状況があるようです。
(後注 昔は着物生地という素晴らしいものが普及していたにも関わらず、そういう文化は衰退。現在でも、実はものすごい生地作っていたりもするのだが、とんでもなく高価か、あるいは売れずに直ぐ廃盤。B品扱いになってしまうものも多い→最近、またいろいろ出てきましたが、生き残れるかどうかは、消費者次第ということになりそうです。)


やはり、生地にどのようなものを求めるか?国民性が違うのでしょう。
イタリアの生地には、それ自体が歌っているかのような、何かを語りかけるような、そんな表情豊かな生地があります。もっとも、クレーム付きそうなものもあるんですが、それは当然というか、それよりも美を選ぶぜ俺たちは!みたいなそういう国民性が出ていると思います。ま、僕はそういうのが好きなんですけどね。申し訳ないけど、環境一辺倒にはなれないようです。笑





こちらは砂漠のラクダの毛キャメルです。ラクダは剛毛ですが、激しい日射しや温度差や砂嵐から身を守るために、内側にこんなに柔らかい毛があるんですね。



これは、ペルーのアルパカです。繊維が長くって光沢があって暖かく丈夫です。

シルクもそうですね。夏涼しく、冬は暖かい。


高価ではありますが、日常使うには、最高の素材の一つです。

もっとも、ウールに関しては、人それぞれ、肌の体質が違うので、柔らかくないと駄目という人は、とことん柔らかくないと駄目なので、人、それぞれに合ったものを選ぶことが大切だと思います。


(後注 このあたりの違いが知りたい人は、当店のニットやストールを実際に触って比べていただけると分かりやすいと思います)



続きます。

by guild-01 | 2013-10-17 17:42 | FASHIONの本質

ファッションの本質を探るワークショップ その1 ファッションとは何か?

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mpmagazine vol.03 1,260yen(1,200)



今回は、当店が監修した吉祥寺のインディペンデントマガジン『mapmagazine』アントワープ特集の際に、竹田郁さんとの対談で、掲載しきれなかった部分を再掲載。
加筆修正を加えてお届けしたいと思います。




やりとりは、contemporary creation+内部で行われました。




ccplus
「『FLATRIP』読みましたよ、とても面白かったです。それで、今回の特集には是非竹田さんの視点が欲しいと思って、お呼びしました。」



竹田

「ありがとうございます。でも、、すいません私、ファッションのこと全然知らないんですよ。私なんかがファッション特集に文章を書いて良いんですか。な んだか場違いな感じがするんですけど。そもそもこういう服を着たいという願望もないですし。試着するのも苦手で。あ、でもファッション雑誌はよく読みま す。『anan』が大好きです。こうすればモテるみたいな特集をマニアックにやってくれるので。(笑) なかなかモテないんですけど!」



ccplus
「全然構いませんというか、むしろ、全然ファッションを知らない人の方が、別の見方が出来て面白いと思うんです。竹田さんの表参道のゴミ拾いの話、とても興味深かったです。やはり、華やかな表参道のファッションの表の顔の影で、そういった現実があるということに日々接している方が実際に居るということは、是非紹介したかったんです。
今回の特集では、様々な視点でファッションを見てみたいなと思ってます。

ファッションとか一流ブランドといっても、様々なものがあるんですよ。これは表参道にもショップがあるANN DEMEULMEESTERのコートなんですが、何かホームレスに通じるものがあるでしょ!?」


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竹田
「ほんとだ!これは、そういうところに入っても全く違和感がないですよ。」


ANN DEMEULMEESTER(アンドゥムルメステール)
ファッションの世界で旋風を巻き起こした、いわゆる”アントワープ6”の中心的デザイナー。パティスミスの影響を受けたという彼女のデザインは、あくまでもロックで詩的な感情に溢れている。熱狂的ファンが多い。

竹田注*お洒落にうとい私が唯一憧れてファッションを真似していたのがパティ・スミスでした。あ、あとP・J Harvey!未だに憧れています。



ccplus
「彼女は階級みたいなものにファッションの世界から一石を投じたんだと思うんですね。高級な服とは何かって。アンの顧客は大体クリエイターの人が多いんですが、そういう人達っていうのは、階級とかそういうものを超えた存在ですよね。貧乏な人の中にも入っていけるし、お金持ちの人達の中にも入っていける存在です。実際僕もバイヤーなので、安食堂とかでご飯食べても目立たない服でありながら、展示会とかでもオーケーな服っていうのを自分では着ています。」



竹田
「なんでファッションの仕事を始めたんですか?専門学校で勉強したりしたんですか?」



ccplus
「いや、ふつうに大学で経営学を勉強してました。卒業してからアパレルで働いたんです。でもファッションは、ほとんど独学です。前からやろうと思っていて..うち、実家が植木屋なんですよ。で、たぶんファッションも植木屋の延長線上にあると思うんです。」



竹田
「植木屋さんですか?ファッションとどう結びつくのかがよく分らないですけれど。。」



ccplus
たとえば、このTシャツはコットンで出来てますよね?
コットンは草でしょ!?だから、このTシャツは草が変化してこういうカタチになったものなんですよ。」



竹田
「えええ?そんなこと考えてみたこともなかったです。ファッションって流行とか、もっと表面的なことを言うのかと思ってました。」



ccplus
「ファッションという言葉自体は、たしかに流行とか表面的なことを指すのですが、衣服に関することはもっと奥深いし広いです。
もっと根本的なことを言うと、染色は大抵鉱物を使っているので、植物+鉱物(+水)というのが基本なのは、絵でも造園でも衣服でも全く同じことなのですね。そして、絵なんかで言うと油絵の具の油とか、カラーコピーとかは石油系の材料なので、言ってみれば動物系なんですね。(笑) 基本的にどれも自然の秩序の移し変えなんですよ。

植物じゃない動物系の衣服の材料にウールがあるのですが、コットンや麻の服の上にウールの服を着るっていうのは、草原や森の中に動物が居るみたいなことなのかもしれませんね。笑


つづく

by guild-01 | 2013-10-14 14:29 | FASHIONの本質

サッカーのフォーメーションと洋服のコーディネイトは良く似ている

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初秋のコーディネイト例など

写真左から、コットンのメンズロングカットソー(180euro),カシミヤ・シルクのストール(100euro)

コットンの帽子(12,600yen),カシミヤ100%のニット(320euro),カシミヤ・シルクのストール(80euro),ウールのパンツ(270euro)

シルク・コットンのカーディガン(245euro),レザーとコットンのカットソー(165euro),オーガニックコットンのワンピース(6,195yen),ハンドメイドのレザーベルト(120euro),ナットのチョーカー(3,675yen)

シルク・コットンのカーディガン(245euro),オーガニックコットンのカットソー(6,615yen),アルパカ・シルクのストール(70euro)

NO NUKES ガベッジバッグ(1,050yen)



サッカーのフォーメーションと洋服のコーディネイトは良く似ている。

互いの長所・短所を見極めながら、

バランスを考えながら、

組み合わせた時のハーモニーを考えながら、


ちょっとアシメトリー(左右比対称)にしてみたり、

ちょっと丈を長くしたり、短くしたり

上手く出来ると、美しいサッカー(コーディネイト)が出来上がります。


コツは、まず、素材(アイテム・選手)が持っている資質をよく見極めることです。

その上で組み合わせていきましょう。


text by

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by guild-01 | 2013-08-31 19:27 | FASHIONの本質